一種の戦場

メール交換というのは、言ってみれば恋愛の現場ですから、駆け引きがあり、腹の探り合いがありで、まさに一種の戦場とも言えるわけです。
相手がどう考えているのかを把握して、いかに相手に好感を持ってもらえるようにしていくのか。
恋愛はそれ自体が駆け引きの連続ですから、楽して恋を成就したいと思っている人には、そもそも恋愛をする資格などないのです。
と激しく言ってしまいましたが、このようにガチガチに気構えて考える必要もないのです。
恋愛はコミュニケーションです。
コミュニケーションがうまく取れるようになると、人付き合いが楽しくなり、いろんな新しい世界を見ることができるのです。
恋愛に不慣れな人はとにかく最初は失敗してもいいので、いろんなことに挑戦していくことが大事です。
気になる人がいれば、相手に思いを伝えたいものですよね。
上手な気持ちの伝え方は、例えば、何かしたいことがあったとして、相手に「○○さんと、△△がしたい」というように、必ず名前を呼ぶようにするといいでしょう。
ただ、過剰にやりすぎるとうざくなりますので、気をつけてくださいね。
「ああロミオ様、ロミオ様。どうしてあなたはロミオ様なの」というとジュリエットはうざいだけです。
要所要所に名前を入れて効果を持たせましょう。
これは、男性から女性にアプローチするようなメールで力を発揮します。
女性は自分は世界にひとりだけの存在として男性に呼ばれたいと思っているのです。
奥さんとか、お母さんとか、呼ばれることに辟易している女性が世の中には数多く存在しています。
そのような女心をうまく利用して、相手を喜ばせてあげましょう。
また、女性がデートに誘われたいと思っているときは、大抵暇だと言います。
しかし、暇だと繰り返すと男性はつまらない人間だと思ってしまいます。
したがって、例えば、「紅葉が綺麗な場所があるんだけど、行ってみたいな」と具体的にほのめかすと効果的です。
あまりにも曖昧にならないように、かつピンポイントではないようにすれば、男性にうまくリードしてもらえることになり、男性の顔を立ててあげられるのです。

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